Lapp Groupが韓国高速鉄道に動力供給

KTX train article

現代ロテム(Hyundai-Rotem)社の試験プロジェクトの成功は、まさに鉄道ケーブルの高品質性が最重要課題であるということを示しています。Lapp Koreaには新しい電子ビーム架橋結合設備があり、また、韓国マーケットに関する優れた知識や、相応しい卓越した技術を持っています。Lapp Groupはこの魅力あるマーケットに参入する準備が整っているのです。

 

韓国におけるこの外向けの試験プロジェクトでは、首都ソウルの東端にある水西(Suseo)駅、南西の木浦(Mokpo)および南東の釜山(Pusan)を100キロメートルのケーブルでつないでいます。現代ロテム社がÖLFLEX® TRAINケーブルを選んだ理由は大きく3つあります。それは、韓国に拠点設置がなされていること、実績ある技術力をもつこと、そしてわずか8週間という短納期です。当社の電子ビーム架橋結合設備は、世界でもごくわずかの製造業者しか持ちえない先端技術を使用したもので、この設備を有することが、このたびのケーブル選択に極めて重要なファクターとなりました。

規格に準拠したLappケーブル
ケーブル生産における課題は、ÖLFLEX®をÖLFLEX® TRAINに転換させる仕上げ処理、すなわち架橋結合にあります。架橋結合では、化学触媒や電子ビームという外部作用により、プラスチックの分子構造を変化させます。分子の鎖は互いに結びついて、異なる性質を持つネットワーク構造を形成します。架橋結合を行う前のケーブルは、最高摂氏90度まででしか使用することができなくても、架橋結合後は摂氏120度まで耐えることができるようになります。列車の駆動系の周囲では高温が発生することがありますし、ショートにより高温が生じることもあります。そこでこの処理が必要になってくるのです。


お客様のニーズに合わせたカスタマイズソリューション
韓国高速鉄道(KTX)は、韓国の国有鉄道である韓国鉄道公社(Korail)が管理運営するもので、すでに2004年からソウル(Seoul)~木浦(Mokpo)間およびソウル~釜山間の2つの路線が順調に運行されています。3つ目となる新たな路線が、現在水西に向けて延びようとしています。開通は2015年末の予定です。

現代ロテム社のLappケーブル選定には、当社の製造技術および物流に関する専門知識とともに、文化的な要素も大きな役割を果たしました。現代ロテム社は、業者選定において迅速な対応が可能で、韓国マーケットに詳しいサプライヤーを希望していました。Lapp Koreaは、EN(欧州)規格に準拠したケーブルを製造していますが、現代ロテム社は英国規格での耐火試験も求めています。

現代ロテム社がLappケーブルを選んだ更なる理由としては、お客様のご要望に応じたソリューションを提供できる当社の能力であり、今回の場合で言えば、電車接続用の特殊ケーブルの組立です。当社は、水西線で運行する高速鉄道向けに3種類の特殊な鉄道ケーブルを開発しました。それは、ハイブリッド接続ケーブル(ÖLFLEX® TRAIN GKW 300V)と高度な順応性を持つ2種類のケーブル(ÖLFLEX® TRAIN 4GKW HF 1800V、 ÖLFLEX® TRAIN 9GKW HF 3600V)です。順応性が高い後者のケーブルは車両間でケーブルを接続するために使用されるもので、非常にきつい曲げ半径に継続的に耐える必要があります。

このように、現代ロテム社には、我々が短期間で適切なカスタムソリューションを提供し、あらゆる技術的課題に迅速且つその場で対応できることに、非常に満足いただいております。