本質安全防爆用ケーブルについて

 
※改訂版 VDE規格 0165、パート1、05/2009版 (EN 60079-14:2008)に従い、標準的な建設設計及びLappの様々なアプリケーション向けの製品を例にし、本質安全防爆などで使用できるケーブルについて記述しています。

 

 本質安全防爆エリアなどに適したケーブルは、使用方法やアプリケーションに関するプロジェクト仕様に基づき選定する必要があります。
不明確な点がある場合は、各アプリケーションの技術承認を担当するテストエンジニア/資格者が早い段階から製品選定プロセスに参加することが推奨されます。

 防爆用ケーブルとしては、溶接火花や防爆エリアでの発火などのプロテクションとして、様々な耐火保護型ケーブルがあり、また、耐圧防爆構造 (タイプ d )や本質安全防爆構造(タイプ i)に向けたケーブルが対象となります。

 本質安全防爆とは、正常時や事故発生時に起こりうる危険を回避するため、花火放電又は高音部により爆発性ガスに着火しない防爆構造になります。 本質安全防爆構造(タイプi) の電気・電子機器は、特に危険箇所での測定及び制御目的で使用されます。


 電源・信号などの本質安全防爆回路は、保護回路を介して電気機器に供給されるため、電圧及び電流が、爆発性ガスや粉塵、蒸気混合物の着火源及び着火温度に到達しないように、制御される仕組みになっています。 そのため、本質安全防爆回路は、爆発を起こす可能性のある火花又は発熱が決して生じてはならない危険箇所で使用されます。

 本質安全防爆回路のケーブルは、青色のシースを使用する場合がありますが、厳密には必須ではありません。
関連規格 (VDE 0165)では、本質安全防爆回路に使用されるケーブルは本質安全防爆回路の一部として識別可能なラベルを付けるようにと規定しています。

 本質安全防爆回路のケーブルを色で識別する場合は、シースは青色でなければなりません。一方、青色シース以外のケーブルを本質安全防爆回路に使用する場合は、テストエンジニア/資格者との合意の上、又はプロジェクト仕様などで、その他の手段によって識別する必要があります。

 例えば、青色のフレキやFLEXIMARK® のマーキング、エンド部分に青いテープを巻き付けるなどで代用可能です。場合によっては、本質安全防爆回路に使用されるケーブルをその他のケーブルから離して設置することも可能です。

 例外として、本質安全防爆回路とその他アーマード、金属被覆、又はシールド付きケーブルの場合は、本質安全防爆回路ケーブル及び電線を個別に識別する必要がありません。

 いずれにしても、本質安全防爆の環境において、どうやってケーブルを設置・識別するかについての決定は、関連の試験機関と連携してユーザーが行う必要があります。


※本内容は、参考とし、改訂版 VDE規格 0165、パート1、05/2009版 (EN 60079-14:2008)に従い、標準的な建設設計及びそれに基づくLAPP独自の解釈となります。
そのため、本質安全防爆エリアなどに適したケーブルは、使用方法やアプリケーションに関するプロジェクト仕様に基づき選定する事を推奨します。
不明確な点がある場合は、各アプリケーションの技術承認を担当するテストエンジニア/資格者が早い段階から製品選定プロセスに参加する事を推奨します。